特定非営利活動法人 北海道フィッシャーズ協会通信 WEBLOG

北海道でフィッシングガイドサービスを中心に行っている個人、及び団体のネットワークであり特定非営利活動法人です   釣り人、及びガイドの視点から自然環境と共生し環境保全に努めて日々活動を続けています

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第13回摩周水環境フォーラム

2014年6月1日、標茶町中虹別地域で第13回摩周水環境フォーラムが開催されました。パネリストとして代表理事望月透香が出席しました。基調講演では、山形大学農学部 准教授 菊池俊一氏が「バイカモからみた西別川の変容」と言うタイトルで講演を行いました。
(講演概要)
2002年より西別川においてバイカモ生育状況の調査を続けてきました。バイカモの更新動態が河床の土砂動態と密接な関わりを持っていることや、河川を取り巻く様々な事象との関わりでその生育状況が変動していることがわかってきました。今回の講演ではこれまでの調査成果をご紹介しつつ、西別川の流域環境保全についてバイカモを介して考えたことをお話ししたいと思います。
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「地域環境を保全する意義と次のステップ」をテーマにディスカッションが行われました。
コーディネーターは本間浩昭氏(毎日新聞社報道部(根室))
パネリストは、菊池俊一氏(山形大学農学部 准教授)・坂本 準(水産総合研究センター虹別さけます事業所所長)・松本潤慶氏(公益財団法人 日本野鳥の会保全プロジェクト推進室保護区グループチーフ)・澤谷信康氏(水中写真家)・望月透香(NPO法人 北海道フィッシャーズ協会 代表理事)

菊池氏から近年、西別川上流部のバイカモが極端に減少している要因として、水鳥やエゾシカによる食害が原因の一つとして挙げられています。昨年より、バイカモを保護するためのネットをはり障害を防ぐ取り組みを始めたことや、水中写真家の澤谷氏からは過去の上流部の写真が紹介され、原因はわからないが、深みがなくなっていると話されました。
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私は、ガイドや私的な釣りで約20年ほどこの区域を見てきましたが、澄んだ水にバイカモの絨毯といったイメージの渓相はほとんど見ることがなくなりそれに伴い、イワナやヤマメなどの渓流魚が少なくなっている感が強いことを話しました。坂本氏からは環境保全の為にサケマス養殖施設では排水設備で糞・エサの残を取り除き定期的に排水地点周辺の水質調査を行っていることが報告されました。
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松本氏からは、異常気象によりハクチョウなどの渡り鳥が休憩地の凍結期間が長く、餌場をを求めて西別川上流部に多くの水鳥が集中する状況も報告されるなど、それぞれが様々な立場で感じていることの話が出されました。摩周水環境保全実行委員会 会長の舘さんからは現実的な問題として、水源や近隣の湧水が減少しており、地下における異常があるのではないかとの指摘もありました。
摩周水環境を整える活動として、日本固有の水草、バイカモを官民連携して保護して行くことを提案しました。

菊池先生も、大きく事を動かすのではなく、「小さく・こまめに・根気よく」といった活動が大切と提案されました。

当協会としても、今後保全活動には可能な限り協力することを約束いたしました。

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